実行委員長挨拶

 このたび「生体機能と創薬シンポジウム2015」を2015年8月27日、28日の両日、日本大学薬学部キャンパスで開催させていただくことになりました。本シンポジウムは、日本薬学会の薬理系薬学部会が主催するシンポジウムで、毎年夏に開催されております。
 今回のシンポジウムのプログラムは、特別講演、教育講演に加え、5つのシンポジウム、ポスター発表および薬理系薬学部会奨励賞受賞講演、優秀発表賞最終選考シンポジウムから構成されています。特別講演では、東京大学大学院医学系研究科細胞分子薬理学教室の飯野正光教授に「カルシウムシグナルの生体内可視化による病態機能解析」をご講演いただきます。教育講演では、国立精神・神経医療研究センター依存性薬物研究室の舩田正彦室長に「危険ドラッグの有害作用とその法規制」をご講演いただきます。また、循環器、漢方薬、iPS細胞、神経変性疾患、消化器に関すると多彩なシンポジウムを企画しております。一般演題はポスター発表とし、大学院生および学部学生の発表の中から、優秀発表賞を選考、表彰いたします。
 薬理系薬学部会は、学術・研究・教育の振興と推進を掲げ、研究発表、会員相互の情報交換および国内外の関連学術団体との連携を推進し、疾病治療、健康維持、医療の向上に寄与することを目的として設立されました。本シンポジウムでは、会設立の趣旨を達成するための一翼を担うべく、主催者一同、鋭意準備に努めております。
 夏の暑い盛りの開催となりますが、多くの先生方および学生に参加していただき、研究について熱い議論をお願いしたいと思います。

生体機能と創薬シンポジウム 2015
実行委員長 武田 弘志
国際医療福祉大学薬学部 学部長・教授
大学院薬学研究科 研究科長